紹介状とは、かかりつけ医が専属または経営する病院が発行する、患者さんの状態が書かれた書面のこと。
患者さんがほかの病院にかかる必要性が生じた時に、病院が発行してくれます。
患者さんが万が一、別の病院で診てもらう必要がある場合や、患者さんの都合、例えば「土曜日に営業している病院が良い」「引っ越す」などといった患者さんの理由により、患者さんがほかの病院にかかりたいので、という申告をした場合に、通院している病院から発行されることが多いでしょう。
ほかの病院に診てもらう場合は、紹介状があると患者さんの状態が明確に分かります。そのため、病院を変える時には、必ず紹介状を書いてもらいましょう。
次に、紹介状を持って、新しい病院へ。
その病院が初めての患者さんは、必ず、「初診料」というものが発生します。
「初診料」とは、初めて、ある病院にかかる時、通常の診察料とは別に発生する料金のこと。次の診察からは初診料はありません。
初診料の料金は3,000円~5,000円と、病院によって様々。
これが病院によっては高額で、わずかの差とはいえ、負担に感じることも。
そこで、紹介状を持って行くと、最初の初診料などが免除されます。
このように、紹介状は、次の病院で患者さんの状態が分かるだけではなく、初診料が全くかからないという利点があります。
継続して病院に通院している場合で、別の病院にかかる必要性が生じた時、あった方が良いものです。